新選組!! 土方歳三最期の一日カテゴリ:
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価格:4935円
2004年に1年間放映され、好評を博した三谷幸喜脚本のNHK大河
ドラマ『新選組!!』の後日譚として製作されたTVムービー。ここでは新選組の残党として北海道に渡り、榎本武揚らとともに函館の五稜郭で明治政府に徹底抗戦した土方歳三(
山本耕史)の最期が描かれていく。土方のリアリストとしての面と理想主義者としての面が双方違和感なく描かれており、また演じる山本自身、1年間演じ続けた上での最期ということで、実に自然体の土方を体現。大河
ドラマのスタートから比べても、キャラとともに成長したゆとりの姿勢すらうかがわせてくれている(実際の土方の肖像画にも、彼はよく似ている)。ランニングタイムが90分弱と短いのが不満に思う瞬間もあったが、
ドラマティックな最期の1日を凝縮させた脚本と演出の濃さは、土方のエネルギッシュな生き様とも見事に呼応しており、ここに至りようやく『新選組!!』完結といったカタルシスもあった。(増當竜也)
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大の長州びいきが、三谷さんが書くから…と言うだけで、大河ドラマ『新選組!』を見ました。正直、何も期待してませんでした。先を見通せない愚か者集団としか思ってなかった新選組…。しかし、してやられました。先が見えてないのではなく、見ようとしなかったんですね。殉じるものがあったから…。この『土方歳三 最期の一日 新選組!!』は、単独でも見られますが、二作品連作として、見事に完結もしています。もし大河をまだご覧になっていないのでしたら、絶対にお勧めします。池田屋事件の前に、山南が叫んだ「最悪の場合を想定するのが、策ではないのか!」同じ台詞を『!!』では、土方が榎本に向かって叫ぶのです。試衛館メンバーの勢揃いも、容保公や斎藤一との訣別のシーンも印象深いですが、このことが一番響きました。土方は、どれほどの思いであの場所にたどり着いたのか…。そして、土方が生きようとした、まさにその直後死んでしまったこと。深く胸に刺さります。役者さんの演技、三谷さんの脚本、そして演出、すべてが見応えのある、素晴らしい作品だと思います。